活性酸素とは・活性酸素の害と活性酸素の防止・活性酸素を取り除く抗酸化食品について
活性酸素(活性酸素とは)
酸素が体内に入りエネルギーを作るときに「活性酸素」という副産物を生じます。
この活性酸素が、病気や老化の原因となります。
怖い活性酸素から身を守るには、活性酸素の発生を出来るだけ押さえ、できてしまった活性酸素をできるだけ早く除去することが肝要です。
活性酸素を除去するには、多くの食物からのビタミン摂取と軽い運動が効果的です。
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この地球上の生き物のほとんどすべては酸素を必要としています。
この重要な酸素が体内に入りエネルギーを作るときに副産物を生じます。
この副産物が「病気」や「老化」の原因となる悪名高き「活性酸素」なのです。
この活性酸素が細胞を傷つけて、サビ(酸化)ていき、細胞を変形させて機能低下を起こしガンや生活習慣病などの病気を引き起こし、老化を早めます。
排気ガスなどによる大気汚染、農薬の使用、喫煙などからだの外からも活性酸素を発生させる要因があります。
このように怖い活性酸素から身を守るには、活性酸素の発生を出来るだけ押さえ出来た活性酸素を出来るだけ早く除去することです。
活性酵素とはどんなものでしょうか。
この活性酵素なのですが、生活習慣病などに関係があることが分かりました。
例えば、がん、心血疾患、糖尿病など他にもあるのですがこれらの病気に深く関わっています。
では活性酵素はどういう場合につくられるのでしょうか?
激しいスポーツをする。
タバコを喫煙する。
強い紫外線を浴びる。
大気汚染に長期さらされる。
加齢、肥満、強いストレスなどです。
また、加工食品を日常的に摂取したりしている場合などでも関係していることがわかっています。
普段、普通に酸素を吸っていますがその約2割ほどが活性酸素の変化するといわれています。
ではそんな活性酸素を除去する方法はあるのでしょうか。
その方法とは多くの食物からのビタミン摂取と軽い運動が効果的です。
食べ物でいえば、ビタミンA,C,Eや亜鉛、セレン、ポリフェノールなどです。
レモン、ごま、うなぎ、緑黄色野菜、赤ワイン、トマト、いちご、ピーナッツ、たまねぎ、ごぼう、などです。
特に、カテキンが多く含まれている緑茶、リコピンが多く含まれているトマト、ポリフェノールが含まれている赤ワインは日常的に摂取していますと効果があるとされています。
活性酸素の害と活性酸素の防止
活性酸素はある程度は必要で、ウイルスや病原菌をやっつけてくれます。
しかし活性酸素が増えてきて体内の酵素だけでは対処できなくなると体に悪い影響が出てきます。
活性酸素が増えると、細胞の脂質やたんぱく質、DNAがさびついたりして、ガン、糖尿病などの生活習慣病などの怖い病気を引き起こし、老化を早めてしまうのです。
活性酸素を増やさないことと、できた活性酸素をすばやく除去することが活性酸素防止の基本です。
活性酸素はある程度は必要なのです。
ウイルスや病原菌から身を守る為に攻撃をしてやっつけてくれます。
しかし活性酸素が増えてきて体内の酵素だけでは対処できなくなると体に悪い影響が出てきます。
私達の体は細胞が集まって出来ています。
その細胞は脂質やたんぱく質から出来ています。
そして細胞の内部にはDNAがあります。
活性酸素が増えるとこの細胞の脂質やたんぱく質、DNAがさびつき(酸化され)傷つき、脂質が過酸化脂質に、たんぱく質の性質が変わりDNAの遺伝子情報が変化したりして、細胞、体組織の機能が低下して、ガン、糖尿病などの生活習慣病などの怖い病気を引き起こし、老化を早めてしまうのです。
よく噛むことで顔の筋肉を鍛えてシワのない若々しい顔になり、脳も活性して脳年齢を若返らせます。
又よくかむことで食べる量が少なくとも満腹感が得られるのでダイエットにも効果があります。
口から入る食べ物の中には危険な物質も含まれても、だ液によってその毒性が緩和されます。
食べるときによくかむと「だ液」の分泌が増えて、だ液の持つ毒消し、殺菌作用などの有効成分が増えるそうです。
その中には活性酸素を除く働きの酵素も含まれています。
ひと口20から30回を目途にして食べて、だ液量を増やしだ液の持つ抗酸化力で活性酸素を除去しよう。
特にシニア以降は、だ液量が減少してきますので特によく噛むようにしましょう。
柔らかい食品が好まれる現代ですが、噛みごたえののある食品を1から2品食事の中に取り入れてよく噛むようにして健康に!
できるだけ活性酸素を発生させないよう生活面の工夫を
・タバコ、農薬、食品添加物などを体内に取り込まない
・ストレスをためないことや排ガス、紫外線対策など
活性酸素を早く取り除く
・体内で酵素やビタミン類などによる酸化防止システムを
補う抗酸化物質を(ポリフェノール、ビタミン類)を含む
抗酸化食品を摂る。
・酸化防止システムの主役の酵素を作るのに必要なミネラル
を含む」食品を摂る
活性酸素を増やさないこととできた活性酸素をすばやく除去することが活性酸素防止の基本です。
活性酸素を取り除く抗酸化食品
活性酸素を取り除く抗酸化食品を列挙してみます。
ビタミンCを多く含む柑橘系フルーツ。
新鮮な緑黄色野菜など。
伝統的な日本食には抗酸化成分を含むものが多いです。
緑茶は抗酸化力がありしかもノンカロリーですので健康面からも良い。
●ビタミンCを多く含む柑橘系フルーツを摂るビタミンCは水溶性抗酸化物で活性酸素を無害な状態に変える働きがあります。
さらに酸化して悪役になったビタミンEに働きかけて再び正常な状態に戻して活性酸素に立ち向かわせます。
ミカン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類にはビタミンCと酸味の元のクエン酸も多く含みます。
このクエン酸も体内酵素が働く為に必用なミネラルの吸収を高める働きをします。
ビタミンCとクエン酸の相乗作用で細胞のサビつきを協力に防いでくれます。
その他の抗酸化成分を多く含むフルーツにはイチゴ、キウィー、ブルーベリー、アボガドなどもビタミンCを含んでいます。
夏の代表のスイカもトマトに含まれるあのリコピンを多く含んでおり抗酸化食品として有効です。
柑橘系フルーツは1年中何かが出回っていますので、毎日欠かさず食べて活性酸素防止に役立てましょう。
●新鮮な緑黄色野菜など
赤、緑、黄色などの鮮やかな色彩の野菜にはビタミンC、ビタミンE、βーカロチンなどの抗酸化成分を多く含んでいます。
色彩かな野菜を使った料理は栄養バランスにもスグレ、また食欲をそそりますね。
1日に野菜300gくらいを目標とれば活性酸素を防ぐ抗酸化成分が取れます。
但し野菜の多くは加熱すると抗酸化成分が減少してしまいますので、過熱しても抗酸化成分が壊れない根菜類の煮物、青葉のおしたし、色とりどりの生野菜サラダとバリエーションを工夫して食べましょう。
抗酸化成分を多く含む野菜
・ト マ ト ・・・・リコピン
・ブロッコリー ・・・・βーカロチン、ビタミンC
・ピーマン ・・・・色 素
・小松菜 ・・・・βーカロチン
・カボチャ ・・・・ビタミンE
・ニンジン ・・・・βーカロチン
など緑黄色野菜などをたっぷり摂ることはサビ防止に欠かせません。
●伝統的な日本食には抗酸化成分を含むものが多いです。
昔の人は経験的にこれらの食品が体にも良いことを知っていたのでしょうね。
体内の「酵素」が活性酸素の害を減らす作用をしているのですが、この「酵素」の主な原料は良質なたんぱく質です。
日本人は昔からこのたんぱく質の原料の大豆、魚、玄米やミネラルを含む海藻類、ゴマ等を調理方法を工夫して多くの食品を作り上手に食生活に取り入れてきました。
生活習慣病の予防や肥満防止等健康面から日本食が米国をはじめ世界中で取り入れられているのも当然ですね。
・大 豆・・・大豆イソフラボン、サポニンは脂質の酸化を
防ぐ働きがあります。
・青 魚・・・イワシ、サバなどに含まれるDHA,EPAは
強い活性酸素消去効果があります。
・海藻類・・・海藻の色素は活性酸素を除去作用があり、体内の
酵素の働きを助けるミネラルが豊富です。
・ゴ マ・・・セサミノールがサビ防止に有効に働き、ミネラル
も豊富に含んでいます。
・醗酵食品・・酢、味噌、醤油などの調味料はイソフラボンや
ミネラルも多く含んでいます。
などの伝統的な日本食を見直して1日1回は取り入れたいですね。
●のどが渇いたときはにコンビニなどで緑茶の購入が増えてきていますが、抗酸化力がありしかもノンカロリーですので健康面からも良い傾向ですね。
緑茶の渋み成分のポリフェノールの一種の「カテキン」に抗酸化作用、殺菌作用などがあります。
その他に渋みのある紅茶、ウーロン茶やココア、コーヒーにもポリフェノールが含まれており抗酸化力があります。
どうせ飲むなら抗酸化の強い飲み物でのどの渇きを潤し、サビつき防止を図りましょう。
ジュース類はできるだけ自宅でビタミンCやクエン酸を含む天然素材を使って必要量を作り、出来たてをすぐに飲むようにしましょう。
市販のジュース類もできるだけ天然果汁100%のものを選び飲み残さないこと、のみのコスト酸化してしまいます。
アルコール類は適量(日本酒で1合、赤ワインでグラス2杯)を飲むなら最も凶暴な活性酸素のヒドラキシラジカルを除去する働きがあります。
但し飲みすぎると逆に活性酸素が増えてしまいますので注意赤ワインに含まれるポリフェノールがアルコール類の中では一番抗酸化力があります。